入試倍率

入試倍率には、「志願倍率(応募倍率)」「受験倍率」「実質倍率」の3つがあります。このうち、「志願倍率(応募倍率)」と「実質倍率」の2つを「競争率」と呼びます。
 
 

志願倍率(応募倍率)

志願(応募)段階での倍率です。「志願者(応募者)÷募集定員数」で計算されます。志願(応募)しても受験しない生徒がいたり、募集人員より多くの合格者を出す場合がありますので、最終的な倍率ではありません。
 
 

受験倍率

受験時の倍率のことです。「受験者数÷募集定員数」で計算されます。募集定員数と合格者数は必ずしも同じではありませんので、最終的な倍率ではありません。
 
尚、「受験者数÷応募者数」で計算した数値を「受験率」と呼びます。応募した者のうち、どの程度実際に受験するか学校ごとに傾向がありますので、過去の入試での「受験率」を調べると応募段階である程度入試状況を予測することができます。
 
 

実質倍率

最終的な倍率です。「受験者数÷合格者数」で計算されます。実質倍率が2倍であれば、受験者の2人に1人が合格している状況といえます。合格しても手続きせず(=「辞退する」)他校に入学する受験生もいますから、多くの中学校は、その分を見越して合格者を多めに発表します。「入試倍率」の中で、最も正確に入試状況を表している数値といえます。
 
 

入試倍率の例

1.私立A中学校で、定員100人の募集を行ったところ、300人の受験生が願書を提出しました。
 
志願倍率(応募倍率)=300÷100=3.0倍
 
2.入試当日に私立A中学校を実際に受験した生徒は250人でした。
 
受験倍率=250÷100=2.5倍
 
3.私立A中学校は、併願した他校へ進学する生徒をみこして、募集定員より25人多い125人の合格者を発表しました。
 
実質倍率=250÷125=2.0倍

  • 最終更新:2008-06-26 13:28:20

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